息子の500人の前での発表は大成功だったそうです^^
「も~足がガクガクして凄く緊張してん!」と笑顔で教えてくれました。
そんな大きな心の動揺にも耐えられる強い心が育ってるんだね!^^
今日は土曜日なので、出勤してくれたstaffは3人。
私は朝からハウスとパンジービオラのお世話を一日中!
学校が休みな息子も届いたお花のスペーシングを手伝ってくれて、大助かりです!
いつの間にそんなに戦力になったの?!(笑)
15穴空いてるトレーに市松模様に8苗を入れていくスペーシング。
「15のトレーに8のスペーシング!」というstaffと同じ指示の出し方で理解出来ていました^^
お花を動かす時に他のお花にあたりそうな瞬間があったんです。
危ない!と私が焦って思ったら、口に出す前に、一旦違う場所に置いて、あたりそうなお花は左手をそっと添えて、
とっても優しくお花一輪でも大切に扱ってくれていて、とっても暖かい気持ちになりました。
以前、息子がお手伝いしてくれる話を書いた事があります。
また発達障害の特性の持つstaffと一緒に働いている事も。
その時、「子どもが触った花なんて!障害者が触った花を送ってくるなんて!」とメールをいただいた事がありました。
その時はショックが大きくて、今になってやっとお話し出来るようになったのかな。
もちろんそれで劣化させているようでは、お叱りを受けて当たり前なのですが、ちゃんと作業は見極めて与えています。
子ども、障害者に限らず、新しく入ったstaffは皆何も知らない人たち。
素人でも学んで経験しないとプロにはなれません。
多くの人が家業を持ち、子どもは家の仕事を手伝った時代。
今はお勤めする方が多いので、なかなかそんな機会はないのかも知れないけれど
私は子ども達にも手伝ってもらいたいと思っています。
お花と触れ合って欲しいっていうのもあるかな。
取引のある生産者さんのところにも障害を持った方が働かれていたり、お子様がそうだったり。
何も特別な事じゃなく、人間の一定の割合でただ存在するというだけ。
今、働いてくれている発達障害の特性を持った青年も自然な流れとご縁で一緒に働く事になりました。
もう2年になるのかな。
まだ20代前半な事もあり、また引っ込み思案なところもあり、
最初は「おはようございます」も「お疲れ様でした」も言えなかった彼。
最初は言葉をかけても頷くのが精一杯だったけれど、常識的な事は「こうしなければならない」ではなくて
挨拶であればその意味と大切さを話して育てていきました。
子ども達に「ありがとう」の意味を教えたのと同じように。
言われた仕事はきっちりこなすけれど、指示がないと動けなかった彼。
皆せわしく働いていて、彼の仕事が終わったかをずっと見ているわけにはいかない。
終わったら「終わりました、次は何をしたらいいでしょうか?」と聞く事が、
皆は自分の仕事に集中して、ずっと貴方を気にしていなくてよくなる事。
そう聞いた時でも忙しければ「ちょっと待って!」と彼の仕事を探す時間、彼は何もせず立って待っていました。
他のstaffでもよくある事ですが、他のstaffは合間に自分が出来る仕事を探してしてくれていました。
それが最近、同じような場面に出くわした時、彼は何も言わず、散らかったトレーを片付け出したのです!
私と一番のベテランstaffと一緒に居たのですが、その成長に二人で泣きそうになるのを堪えました。
自分で仕事を探して、行動出来る自信が彼に付いたのです。
今までは周りをあまり見れていない事もあるのですが、勝手に行動してはいけない。という仕事への不安感があったと思います。
大きなハードルを彼が飛び越えた瞬間でした!
正直、どの仕事でもスピードが遅く、せっかちな私はイライラする事も。
動作性が遅い特性を持ってるんだと思います。
この2年、少しでもスピードがあがらないか、キビキビ動けるようにならないかと
私も意識して育てていたのですが、向いていないんだなと(笑)
でも、その几帳面な正確性は目を見張るものがあります!
それならばと、新しくお届けする苗がきちんと箱に梱包されているかの最終チェックを彼に任せました。
tef*tef*では苗を集める人、お掃除する人、梱包する人、そして最終チェックと4段階で違う人がチェックしています。
それでも稀に送り間違えてしまう事があるくらい、たくさんの品種があり、同じ品種でもポットのサイズが違ったり、
やっと覚えても次から次から新しい苗が入荷してくる^^;
とても重要なポジションをゆっくりでも、じっくりしっかり正確にチェック出来る彼に任せました。
もう皆絶賛です!!!
ぴったりの仕事だったんです!!^^
彼も新しい仕事を任された事で、とても生き生きとした表情です。
それを見た他のstaffも^^
健常者のstaffにも得意不得意があって、それは障害者のstaffも同じ。
それを仕分けするような事は私はしたくないなと思う。
なので、「障害者が触った花なんて!」と思われる方にはtef*tef*からお花をお迎えしてくれなくて結構!
ここははっきりと毒付きたいと思います。
tef*tef*のお花は子どもも触れるし、障害者も触れます。
とっても愛情溢れた手で!
お涙頂戴なんて事を言っているんじゃなくて。
これが伝わる方にtef*tef*のお花を育てていただけたら、私たちは貴方のために可愛いお花を心を込めてお世話してお届けします。
バーっと書いて、「なんの話やねん!」ってなってしまいましたが^^;
私が伝えたかった一つのお話しでした!
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